特殊清掃の悪徳業者が依頼者を騙す手口4選。失敗しない業者選びや料金の相場も徹底解説。遺品の窃盗や不法投棄する業者も…。

特殊清掃

「身内が孤独死して特殊清掃を依頼しないといけない…。」

「業者選びを失敗して、やり直しが必要になった…。」

など、お悩みを抱えているか方もいると思います。

大半の特殊清掃の業者は誠実ですが、なかには高額な金額を請求し、清掃がいい加減な悪徳業者も存在します。

今回は悪徳な特殊清掃業者でよくあるトラブルや、悪徳業者に騙されないための選び方などを解説いたします。

ぜひ最後まで読んでくださいね。

悪質な特殊清掃業者であるトラブル

特殊清掃を依頼する方は初めての方がほとんどです。

そのため、依頼者に知識がないことをいいことに、悪質な手口を使ってきます。

悪徳業者が行う手口として下記の4つがあります。

  • 追加料金の請求
  • リフォームを強く勧める
  • 貴重品の窃盗や廃棄
  • ゴミの不法投棄

すべてトラブルにつながる可能性があります。それぞれ解説いたします。

追加料金の請求

お見積もりを安く設定して、作業が始まったら、さまざまな理由で「この先はプラス○○円の追加料金」と言って請求してきます。

依頼者が支払えない場合や納得できない場合は作業を中断して、中途半端な状態にして帰ることも。

追加料金前提の安いお見積もりを提示して、安さに飛びついた依頼者を利用しようとします。

リフォームを強く勧める

作業現場が軽度な状態でも、リフォームを進めてくる業者がいます。

そのリフォームも汚れや臭いが付着している場所だけでなく、関係ない部分までリフォームをさせようとしてきます。

臭いを完全に除去するにはリフォームした方が良いですが、必要以上にリフォームを勧めてくる業者は注意が必要です。

貴重品の窃盗や廃棄

特殊清掃をすると、作業現場に現金や貴重品などが出てくることがあります。

特に孤独死にあった部屋では、作業出てきたそれらの貴重品をなかったこととして、窃盗するケースがあります。

また、出てきた品物をしっかり確認せずに捨ててしまう業者も…。

孤独死やゴミ屋敷の清掃など、入居者以外の方が依頼することがほとんどです。

その場合、どこにどんな貴重品があるのか完全に把握できていない方が多いです。

そこに漬け込んで、悪徳な業者は金品の窃盗や貴重品の廃棄など平然に行います。

ゴミの不法投棄

回収したゴミを山林などに廃棄する業者がいます。

本来は自治来のルールに則って、処分しないといけません。

不法投棄された品物から依頼者さまが判明し、責任を問われることもあります。

業者に騙されないための選び方

悪徳な業者に騙されずに、特殊清掃を依頼する方法はあるのでしょうか?

結論、相見積もりをすることで悪徳業者を回避できる確率が上がります。

お相見積もりは無料の業者が多く、依頼者さまはリスクなく複数の業者を比較することができます。

料金やスタッフの対応を見て、自分が選びたいと思う業者を最終的に決定しましょう。

相見積もりのをした際の料金と対応の比較のやり方について説明します。

料金を比較する

お見積もりを出してもらった時、合計の金額だけを比較するのではなく、内訳を見比べましょう。

とくに曖昧で不明瞭なお見積りを提示する特殊清掃業者には注意が必要です。

A社
  • 特殊清掃一式:30万円
B社
  • 特殊清掃費用:10万円
  • オゾン発生器:5万円
  • 人件費(2日×6人工):15万円
  • 合計30万円

A社とB社を比べた時、依頼すべきはB社です。理由は内訳を丁寧に記載し明瞭です。対してA社は不透明で曖昧です。

詳細なお見積もりの方が、作業内容が明確ですし、安心してお任せできますよね。

スタッフの対応を比較する

前述しましたように、特殊清掃を依頼する方は初めての方が多いです。

そのため悪徳な業者は依頼者さまのことをなめている場合があります。

悪徳業者は依頼者さまへの対応が誠実でなかったり、質問しても曖昧な回答しか返って来なかったりします。

誠実な会社さんは依頼者さまの質問に丁寧に回答してくれます。実績のある会社さんはスキルや経験から作業工程を把握しているので、回答がはっきりとしています。

業者の方とはしっかり話して、違和感や不信感を感じたら別の業者に依頼しましょう。

基本的に特殊清掃はお見積もりは無料ですので、依頼者さまはリスクありません。

料金相場

ここまで読んで、悪徳業者を理解できたかと思います。

ここからは特殊清掃の料金相場について解説いたします。

悪徳業者は相場から大きく離れた料金を提示してきます。

下記にまとめた料金相場を目安にしていただけると幸いです。

間取りごとの料金目安

間取りごとの料金です。部屋が広いほど料金が高くなる傾向があります。

亡くなった部屋の隣の部屋まで死臭や体液が到達している場合があるからです。

そのため、亡くなった部屋のみでは消臭や清掃が完全にできない場合があり、料金が高くなります。

1R・1K ¥38,000~
1DK ¥60,000~
1LDK ¥80,000~
2DK ¥110,000~
2LDK ¥130,000~
3DK ¥150,000~
3LDK ¥180,000~
4LDK ¥220,000~

作業内容ごとの料金目安

特殊清掃や除菌など項目ごとの料金です。

死臭の強さによってはオゾン脱臭機を連日で稼働させないといけない場合や、残置物の量によっては2tトラックが複数台必要になることもあります。

作業員の人件費 ¥20,000~
床上清掃 ¥30,000~
除菌剤・消臭剤の散布 ¥13,000~
オゾン脱臭機稼働費 ¥30,000~(1日あたり)
残置物回収費用 ¥50,000~(2tトラック相当量)

上の表に掲載している料金は一部です。お部屋の状況によってはリフォーム費用など発生いたします。

また、家具や家電など状態によっては買取をしてくれる清掃業者もあります。

まとめ

今回は特殊清掃で悪徳業者がやる手口や特殊清掃の料金相場についてまとめました。

悪徳な業者はさまざまな手段を使ってきますが、知識やさえあれば、回避することができます。

この記事がこれから特殊清掃をする方に少しでも参考になれば幸いです。

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